【うつ病と仕事】休職する時に知っておきたい事【休職とお金】

うつ病と仕事 健康

うつ病と診断され初めて休職する方「うつ病にかかった自分はこの先どうなってしまうんだろう。仕事を休むしかない。休んだらクビになってしまうんだろうか?休職は何日休めるんだろう?簡単に治りそうにない。休職中のお金はどうなるんだろう。」

こうした疑問に答えます。

本記事の目的

・知ることで不安を少しでも解消。
・受けられる支援を知る。

休職する時に知っておきたい事

  • ① うつ病は再発しやすい 。最初の治療がとても大切。
  • ② 回復することが最優先。回復期限を決めない。
  • ③ 回復を優先するマインド。
  • ④ 少しでも快適に休職するために会社へお願いした方が良いこと。
  • ⑤ 「傷病手当金」、「医療費助成」など受けられる公的支援を知る。

この記事の信頼性

記事を書いているボクは、東証一部上場企業と中小企業の2つの会社で、うつ病による休職を体験してしまいました。
» 参考:PN.Masaharuのプロフィール

読者のさんへの前置きメッセージ

この記事ではわかりやすさを重視して一部の複雑な条件を簡略化しています(傷病手当金を受け取る詳細な条件など)。実際に自分に当てはめる時は医師や会社の総務の方などと良く相談してください。相談するための前提知識としてこの記事が利用されたら嬉しいです。

① うつ病は再発しやすい 。最初の治療がとても大切。

うつ病の再発率は厚生労働省の発表で60%です。5人に3人は再発します。

厚生労働省の報告によればうつ病から回復しても60%の人は再発すると言われており、さらに、2度罹患するとその後の再発率は70%、3度罹患するとその後の再発率は90%と、再発率が高くなっていくとされています。
» 参考:厚生労働省資料

そもそもなぜこんなに再発率が高いのでしょうか?
» 参考:【うつ病と仕事】なぜうつ病が再発するのか【個人的主観】

② 回復することが最優先。回復期限を決めない。

焦って復帰して再発しない40%に入れるでしょうか?

早く復帰したい気持ちは痛いほど分かります。僕も同じでした。
でも、60%の人が再発し、その後どんどん再発する可能性が高まると知っていたらどうでしょう?

会社をそんなに休めないと心配になった方へ

» 参考:【うつ病と仕事】焦って復職するよりクビを覚悟をする

③ 回復を優先するマインド。

うつ病と診断されたけれど自信がない。

今、活力に満ち、食事が美味しく、ぐっすり眠れ、毎日が楽しければ他の病気かも。

自分の感じているつらさは他の人に比べて少ないのでは?

誰も自分の苦しさと、他人の苦しさを比較できません。
必要以上に自分に責任がある。自分が悪いのでは?と考えるのはうつ病の症状です。
病気だからそう考えるのです。甘えているわけではありません。

罪悪感を感じていて回復するのか?

あなたは休職することで罪悪感を感じているかも知れません。
僕は休んでしまって申し訳ないと常に気にしていました。罪悪感は簡単に消えません。
そもそも60%の方が2回目を再発するって多すぎませんか?
大多数の方が医者の言いつけを守り、真摯に回復を目指しても6割の方が再発してしまいます。
罪悪感を感じないほうが早く回復しそうな気がしませんか?

うつ病の人は笑ってはいけないのか?

僕はうつ病で休職していた時、自分はなんてダメな奴なんだと自分を責めていました。
ただ人間なのでたまには少しぐらい楽しい気分になることもあります。
その時に僕は笑える自分を「本当にうつ病なんだろうか?」と責めていました。
今考えるととてもナンセンスです。うつ病でも笑う時ぐらいあります。

あなたの人生はこの先もずっと続いています。

仮に1年間、完全に仕事を休んでも人生全体から見たら、ほんの一握りの時間です。
2度3度と再発を繰り返すより、じっくりと治療したほうが結果短くなります。

提案 : 少しだけワガママになってみませんか?

  • ① 回復するまで休む。
  • ② 休むことで迷惑を掛けるとすれば、穴埋めは回復してから考える。
  • ③ 笑いたい時に素直に笑う。

改めてまとめを読むと、当たり前のことしか書いてありませんよね?

④ 少しでも快適に休職するために会社へお願いした方が良いこと。

休職中の会社への定期報告や連絡は電話ではなくメールにしてもらう。

うつ病の時に突然電話が鳴ると回復に影響します。【実体験】

上司から電話に出てもらわないと困ると言われた場合は医師に相談しましょう。医師の判断で電話連絡を控えるように指導してもらえるかも。

上司との関係が良くない場合、上司以外を会社の窓口にしてもらう。

安心・信頼できる方を会社の窓口にしてもらいましょう。

窓口は一人だけにしてもらいましょう。連絡が誰からあるか分からないと不安になります。安心できる方に窓口を専任してもらえるように会社へお願いしましょう。

⑤ 「傷病手当金」、「医療費助成」など受けられる公的支援を知る。

「傷病手当金」・・・給料の3分の2が社会保険(健康保険)から毎月支払われます。

注意:国民健康保険の方は「傷病手当金」制度が一般的にありません。

どんな小さな会社に努めていても、社会保険にあなたが加入している場合、社会保険からあなたに給料の3分の2が毎月支払われます。

支払期限は1年6ヶ月とかなりの長期間です。

初めてのうつ病の時に
・給料の3分の2を毎月貰え
・1年6ヶ月休んで良い
と言われていたら、僕の18年のうつ病は最初の1年6ヶ月以内で終わったかも知れません。

「医療費助成」・・・自立支援医療(精神通院医療)のことです。通常3割自己負担の医療費が1割自己負担になります。

早めに申請しないと損をします。

市区町村に申請してから初めて1割負担になります。つまり申請が遅ければ遅いほど損をしているかも知れません。医師の診断書が必要になります。


終わりに

少しでもお役に立てたら幸いです。

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